半年で覚えた素数たち

こんにちは、さしみです。私が素数大富豪を極め始めてから半年経ちましたね。自分のスタイルが確立され、トッププレイヤーとも互角に近い戦いができるようになりました。一方で、コスパの良い素数はほとんど覚え尽くしたため、これ以上急激に強くなることもないでしょう。

 

今回は、そんな節目での自分の、知識面での立ち位置を「1ヶ月」「2ヶ月」記事の続編という形でまとめていきます。以前の記事では定着していない素数も入っていたため、数え方を少し変えて、より実態に即した記録を目指します。

 

 

3枚出し(160個)

まずは3枚出しです。3枚3桁は今も全て記憶しており、73通りの組み合わせを出すことができます。こう書くとそれだけでも結構すごいですね。3枚4桁は前の記事を眺めたところ実用できるのは54個でした。3枚5桁は25個でこれは大部分ですが全てではありません。3枚6桁はTJKも入れれば8個覚えています。

https://greenplus.hatenablog.com/entry/2023/09/21/162258

 

4枚出し(205個)

4枚出しについても桁数ごとに分けて覚えているものがほとんどなので集計が簡単です。4枚4桁は76個で、以前の記事とほとんど一致しますが、実は内容は異なります。1を含む方の素数は実際にはほとんど抜けており、その分四つ子素数や個別に覚えた素数が入っています。

https://greenplus.hatenablog.com/entry/2023/12/04/000000

 

4枚5桁は未だに最も苦手な領域の一つです。作った素数表もほとんど覚えておらず、雑に数えたところでは39個でした。

 

4枚6桁は以前書いたと勝手に思い込んでいた記事のものは全て覚えていると言えるはずです。四つ子素数である5T6Kなどを合わせると66個となります。

 

4枚7桁は数えたところ18個でした。少ないように見えますが、重要なところを覚えておけば意外と困りません。4枚8桁は6個で、上位互換を全て覚えています。合成数も10個ほど覚えていますが、今回はカウントしないことにします。

 

5枚出し(74個)

以前から5~6枚は課題とされていましたが、その状況はあまり改善されていません。まず5枚出しですが、まとめて覚えるための素数表を全く使っていません。また、3枚二刀流用の素数も実はほとんど忘れてしまいました。四つ子素数を中心に、使えるのは5枚8桁以下が50個ほどです。

 

ちなみに、今後も出てきますが、あまり覚えていないn枚出しについて、n-1枚出しを流用できるという観点はとても重要です。例えば、9QQKという4枚7桁は、912QKや9QQ13という5枚7桁として出すことができます。そのため、実際に出せる5枚出しというのは、見出しの74個よりはだいぶ多くなります。

 

5枚9桁は初期に覚えた7QTQJなどにKを使わないもの、二刀流に役立つ2KJQJなどをいくつか追加して12個です。5枚10桁も12個ですね、mickeyさんのTierAまでと大部分が共通しています。

https://mickey57.hatenablog.com/entry/2023/08/06/022239

 

6枚出し(97個)

6枚出しも同様です。ただし、この辺りの枚数から組み合わせが増えて取捨選択がしやすくなるので、その意味では5枚出しより楽かもしれません。具体的には、6枚6桁の四つ子素数はそれだけでかなりの組み合わせをカバーできますし、6枚10桁などは強いものが4枚7桁のように決まっているわけではなく、ある程度my素数のような覚え方ができます。

 

それでも私はかなり苦労しています。今確認したところ、手元の「超最重要6枚6桁四つ子素数30選」のうち覚えているのは10個でした。それに846343などいくつか加えて覚えている6枚6桁は48個としておきます。

 

6枚7~9桁で体系的に覚えているものはほとんどありません。2TKQ6Xや8QT素数をまとめて12個としておきます。

 

6枚10桁は上手い覚え方ができて結構習得できています。最近大会の数譜から発見した8QTTQ-3/7/9を加えて20個です。

 

6枚11桁は本当は覚えた方がいいのですがほとんど手をつけていません。まともに出せるのは7QTQTJ、8KKQTJ、9KQKTJの3つで全部の可能性があります。3TKさんのように300個以上覚えるとまでいかなくとも20個くらいは覚えておきたいです。

https://hana3101382283.hatenablog.com/entry/2023/11/09/Kaede

 

6枚12桁は最近増えて14個というところです。mickeyさんより覚えやすさを優先している気がします。

 

7枚出し(249個)

7枚出しは以前の記事でかなりいろいろ書いたので7枚10桁以下に関しては言うことはありません。四つ子素数45組で180個としておきます。新しい素数もありますが、T入り8桁がほとんど抜け落ちていたり877QJTを忘れたりしています。ちょっと悔しいですね。

https://greenplus.hatenablog.com/entry/2023/12/07/235847

 

7枚11桁と言えば4枚二刀流ですが、実はKJQJとKTQJそれぞれ5つしか定着していません。ひどい。それでも意外と困らないのはなんだかんだ他の勝ち方がいろいろあるからでしょうか。他にも四つ子素数が追加で入って36個は間違いなく出せます。

 

7枚12桁は最近覚えた絵札攻勢用の素数で大きく数を伸ばしています。と言いたいところですが実際の数は18個とかです。

 

7枚13桁は4/7-QQTTJJをこれまた最近覚えました。素数力、普通に伸びてないか? でも5QTTQJJは忘れていました。

 

7枚14桁は13個でしょうか。揃えやすく強いものを覚えることを優先し、K4枚などは後回しにしています。

 

8枚出し(54個)

8枚出しの小さい素数は、組み切りに使いづらいこともあってほとんど覚えていません。また、3枚二刀流の素数も大部分は忘れています。好きな7枚出しでも覚えづらいものは全く定着しないので、やはり仕方ないところもあるのでしょう。8枚8~11桁が16個です。

 

8枚12桁~13桁は7枚と同様に絵札攻勢のため覚えているところです。というより8枚出しの方がメインでしょうか。まともに使えるのが36個ほどあります。おすすめはTJQK全ての絵札が揃っているものですね。絵札を分解できる分見た目より揃いやすいです。

 

8枚14~15桁なんてまとめて覚えている人はいるのでしょうか。0個です。8枚16桁もKKKKQQTJとKKTTQJQJしか思い出せませんでした。

 

9枚出し(66個)

9枚9桁は以前の記事に書いたものから増えていません。四つ子素数が1つ覚えられず16個です。

 

他にはmy素数として最初の並びを固定して探索したもの、987653QTJのようなバラバラで覚えやすいものを合計して46個です。

 

また、9枚18桁も一応覚えています。KKKQTTJJJ、KKKQTTTJJ、KKQQQTTTJ、KKKQQTTQJの4つだけですが。

 

10枚出し(0個)

流石に1つくらいは覚えている気がしますが、思い出せなかったので0個ということにしておきます。

 

11枚出し(16個)

四つ子素数大富豪の際に超多枚的な使い方ができるかと思い、いくつか覚えました。98QQ464258Xや9864435682Xはかなり好きです。他に隠し玉として使っている素数もあり、合計は16個です。

 

12枚出し以上(36個)

ここからは超多枚の枠になります。まずは私が考えた98876654432から始まるものが6つ、dilshさんが考えた9988664433の系統が3つ、mickeyさんが最もよく使う998876654432の系統が3つです。他には9抜き、7抜き、32抜き、4抜きなどを無計画に覚えており、四つ子でかさ増しされた分も含めて20個あります。

https://greenplus.hatenablog.com/entry/2023/10/31/230215

 

他には14枚出しを覚え始めたところですが、こちらはまだあまり増えていません。一応4つほど使えそうなものがあります。

 

戦術

これらの素数でできることについては、それだけで一つの記事が書けてしまうほどあります。ここでは代表的なものを紹介するに留めます。

 

先手の初手では、主にKKJ、変則的なものも含めた二刀流、絵札攻勢、9枚出し以上を検討します。それらができなかった場合は全出しをすることが多いです。ここでは、知識の少なさが、二刀流の最初の4枚が出せない、絵札が多いのに活用できないなどの形で表出することがあります。ただ、以前と比べるとだいぶ勝つべき場面では組み切れるようになっています。

 

全出し後は主に7枚出しと超多枚を使います。絵札が12枚など極端に多ければ小回りの利く5~6枚出しを組み合わせることもあります。KKQやKKKQなどは、揃っていても7枚出しを優先してしまうことが多いです。

 

ここでもやはり最後の4~6枚出しが分からず組み切りを断念することがよく起こります。ある程度は合成数の組み換えなどで対応できますが、どうしても難しい場合はHNPを前提にします。

 

また、9~10枚出しについては、明らかに有効な場面があっても見逃している可能性が高いです。ただし、これを高頻度で活用するためにはさらに素数を覚える必要があり、現時点で諦めているのは悪い選択ではないと思います。

 

これらの比較的少ない種類の戦術でなぜトッププレイヤー相手にある程度の勝率を確保できるのか、ということについても、いずれは記事にしたいところですがここでは短くまとめます。素数大富豪においては、どちらかがほぼ間違いなく勝てるような手札の偏りが、高確率で発生するからです。強い側を引いたときにしっかり勝てることが重要なわけですね。実際、手札が互角のときは立ち回りの上手いプレイヤーにほとんど勝てていないと思います。

 

おわりに

いかがでしょうか。合計957個ということで、私が1000個近い素数を覚えていることを紹介させていただきました。あるプレイヤーが実際に使いこなせる素数の量を示したものという意味では結構希少な記事かもしれませんね。素数を全部列挙した方が良かったかもしれませんが、流石に対策されそうなのでそこまではしませんでした。それでも何かの役に立てば幸いです。